第12回 坪単価で知っておくべき5つのポイント

家の価格の高低を判断するための基準として『坪単価』があります。


実際、多くの方から坪単価についてご質問をいただきますし、
それをもとに価格の高低を判断されている方も多くいらっしゃるでしょう。

しかし、事実を申し上げるならば、坪単価というものはほぼ当てになりません。
ですから、今回はその理由についてお伝えしていきたいと思います。

坪単価は、以下の5つの項目によって大きく異なってきます。
つまり今からお話しさせていただく5つの項目がどのようになっているのかで、安くもなれば高くもなる
ということなんですよね。では早速、具体的にお伝えしていきましょう。


坪単価に違いを生じさせる1つ目の要因

『家の形状の違い』です。

坪単価というものは、建てる家の形状に大きく左右されます。

例えば、延床面積が同じだったとしても、1階が広く2階が小さい家と、1階と2階が同じ広さの家(総二階の家)では全く坪単価が違ってきますし、ましてや平屋ともなれば坪単価はグンとアップすることになります。

ですから、あなたが建てたいと願う家がどんな家なのかを相手に伝えないままで、ただ単に坪単価だけを聞いて判断してしまうと、本当に選ぶべきパートナーを見過ごしてしまうことになりかねないので、その点に注意していただければと思います。


坪単価に違いを生じさせる2つ目の要因

『メーターモジュールと尺モジュールの違い』です。

これは、柱が立つ間隔の差のことです。
メーターモジュールでは、1m間隔で柱が立ちますが、尺モジュールでは、91cm間隔で柱が立ちます。
となると、同じ間取りプランを描いたとしても、大きく面積が違ってくるよことになります。


例えば、縦方向に柱9本、横方向に柱9本となるように総二階の間取りプランを描いたとします。

すると、メーターモジュールの場合は、縦横ともに1m×8区間=8mずつということになり、
各階の面積が、それぞれ8m×8m=64㎡ずつということになります。

これに対し、尺モジュールの場合は、縦横ともに91cm×8区画=7.28mずつということになり、
各階の面積が、それぞれ7.28m×7.28m=52.99㎡ずつということになります。

となれば、同じ間取りを描いたとしても、64㎡×2―52.99㎡×2=22.02㎡(6.66坪)も面積に差が出ることになります。

もちろん、メーターモジュールの方が面積が広い分、少しだけ尺モジュールよりも総額が割高にはなるので、その分を考慮した上で価格比較をしてみたいと思います。

メーターモジュールの家:128㎡(38.72坪)・1800万円
尺モジュールの家:105.98㎡(32.05坪)・1700万円

あくまで参考例ですが、同じ材料を使った時には、おそらくこの程度の差になるのではないでしょうか?

この場合メーターモジュールの方は、1800万円÷38.72坪=46.48万円が坪単価ということになります。そして尺モジュールの方は、1700万円÷32.05坪=53.04万円が坪単価ということになります。

結果、53.04万円−46.48万円=6.56万円もの坪単価の差が、ただモジュールを変えるだけで出てしまうんですよね。

坪単価の安さを前面に打ち出している会社の多くは、メーターモジュールを採用していると思いますが、ただ坪単価が安いだけで、家そのものが安いかどうかは微妙なところなので、惑わされないように充分に注意していただければと思います。

これが2つ目の要因です。


坪単価に違いを生じさせる3つ目の要因


『延床面積と総施工面積の違い』です。


延床面積とは家の床面積のことであり、これが図面に記載されている面積です。

総施工面積とは、図面に記載している面積に入っていない部分も含めた面積です。

具体的には、玄関ポーチ(外玄関)やベランダ、吹抜け、ロフト、小屋裏収納、ウッドテラス(中庭)といった部分などを含めた面積です。

通常、見積金額の総額を延床面積で割った数字が『坪単価』だと思っている方が多いと思いますが、実は、全ての住宅会社が、この延床面積を基準に坪単価の説明をしてくれているとは限らず、総施工面積で割った数字で説明してくる会社もあるということを覚えておいてください。

確かに家の工事をする時には、こういった所も全て工事をするわけなので、それなりにコストもかかってきますから、それがおかしいというわけでもないのですが・・・

しかし、延床面積で割るのと総施工面積で割るのとでは、全く坪単価が違ってきますね。
例えば、延床面積が30坪、玄関ポーチが1坪、ベランダが2坪、吹抜けが4坪、中庭が3坪あったとしましょう。
そうすると総施工面積は40坪ということになります。

家の総額が1800万円だったとしたら、『延床面積』の場合は坪単価60万円なのに対し、『総施工面積』の場合は坪単価45万円ということになり、坪単価の感じ方は全く違ってきますよね。

しかも、これは先程のモジュールの差以上に、坪単価の差が大きく開くことになりますから、この錯覚にも惑わされないように注意していただければと思います。
『この会社は安い!』と思って、いざ図面を描いてもらい見積りが出てくると、予想していたよりも遥かに高い見積りが出て来てビックリした・・・なんてことになってしまえば、ただ単に無駄な時間を過ごすことになりかねないですね。


坪単価に違いを生じさせる4つ目の要因


『入口価格と出口価格の違い』です。

簡単に申し上げると、一体どこまでの工事の費用が見積もりの中に含まれているのか?
これが、住宅会社によって全く違うということです。

家を建てるにあたり、付帯的に必要になってくる工事というものがあります。

例えば、仮設トイレや仮設水道、仮設電気に仮設足場といった仮設工事です。
また、地盤調査費用や、各種保証費用、設計費用・建築確認申請・検査費用もそうですし、家の外部の水道工事(屋外給排水衛生工事)や電気外線の引込工事、照明器具やカーテン、浄化槽工事などもこの付帯工事に含まれます。

表向きの坪単価設定が安い会社や、『本体価格』として家の価格を表示している会社などは、こういった工事を含んでいない場合が多く見受けられます。

実は、付帯工事だけでも平均的に150万円ぐらいはかかりますし、住宅会社によっては200万円以上もの費用を設定している会社もあります。

ですから、こういった費用を見落としたままでプランに進んでしまい、見積もりの時に、あまりの金額の開きに驚かないようにするためにも、安すぎるなと直感的に感じる住宅会社には注意していただければと思います。
(見積書の税抜金額を大きな太字で記載し、税込金額を小さい細字で記載している会社もあり、これだけでも百万円以上価格差があるので、これにも注意してください)』

坪単価に違いを生じさせる5つ目の要因


『標準工事とオプション工事の違い』です。

前回お伝えしましたが、家の材料は、見た目は全く同じようでもいくつかのグレードが存在しています。

例えば、外壁材の1つであるサイディングをとっても、4~5段階ものグレードが存在します。そして、最も高いグレードと最も低いグレードを比較してみた場合、驚くことに100万円以上価格が違ってくることがあります。

また、外壁のみならず、もちろん床材にせよ室内ドアにせよ、サッシにせよ玄関ドアにせよ、キッチンにせよお風呂にせよ、材木にせよ、屋根にせよ、すべての材料にグレードが存在するわけなので、これらのグレードを落とすことで、表面的な価格を安く設定出来るというわけです。


ですから、まずはどんな材料を標準的に使っているのか?を建てている家や建てた家を見せてもらいながら説明してもらうことで、プラン作成に入るまでに明確にしておくことをオススメします。

その材料を使うことを前提として、資金計画で導き出した予算の中でプランを描いてもらわないと、後から予算が狂ってしまいますからね。


いかがでしたか?
『家の形状の違い』から始まり、『モジュールの違い』『延床と総施工の違い』、そして『入口と出口の違い』『標準とオプションの違い』、この5つの要因によって、坪単価は大きく違ってくることになります。

ということで、結論を言うと『坪単価』や『本体価格』という表示は、全くあてにならないということなので、見かけの安さに騙されないようにだけ注意していただければと思います。

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平屋か二階建てで悩んでいる方必見!5つの点から比較しました!

先日、北名古屋市で住宅を検討されているお客様からこのような質問をいただきました。
「家を建てるのに、平屋と二階建てで迷っています。できれば二階建てにしたいと思うのですが、最近では平屋も人気もあると見たことがあるのでどうしようか悩んでいます。どちらの方が良いなどあるのでしょうか?」

世間一般的に一軒家というと二階建てを想像されると思います。またお子様も増えてみんなで過ごすとなると二階建ての方が人気もあります。
しかしお子様が巣立っていった後も住むことを考えると、平屋でもいいのではないかと考える人も多いでしょう。

そもそもの平屋と二階建ての違いは何なのかという点からご案内します。
それぞれを比較しながら、あなたに合っているのは平屋なのか?二階建てなのか?ご参考にしてください。

平屋or二階建て 価格編まずは一番重要となる平屋と二階建ての価格について見ていきましょう。

皆さんは同じ大きさの家を立てる場合平屋と二階建てどちらの方が価格が高いと思いますか?
「建築資材が多くなるだろうし、きっと二階建てだろう!」「どちらもそんなに変わらないのでは?」「二階建てが多いし、平屋の方が高いだろう!」色々な意見があると思います。

この正解はなんと「平屋」です!
いかがでしょうか?この結果に驚かれた方は多いのではないですか?

実は同じフロア面積の家を立てる場合は、平屋の方が高く、二階建ての方が安く家を建てられるんです。

二階建ての方が平屋よりも高さがあるし、二階建ての方が高そうと思う方が多いかもしれませんが、実は平屋の方が高いんですよね。

なぜかというと、平屋はワンフロアで家を建てることになるので二階建ての家よりも建物の基礎の面積が倍近くになります。また屋根の面積も平屋は大きくなってくるからです

大体のイメージで言うと、二階建てと比べて平屋の方が、材料費が平屋の方がかかるため、1割ほどコストアップします。

仮に30坪、3,000万円で二階建ての家が建てられるとしたら、平屋の場合は3,300万円になるという計算です。

「コストパフォーマンス」という点から見ると二階建ての方が優れていると言えます。


しかし「耐震性」という点からみると皆さんお察しのように、平屋は高さを抑えることができるため、家の重心は低くなるので、地震に強くなります。

また、家を建てる場合、家を支えるだけの地盤の強さが必要になってきます。もしも土地の地盤が弱い場合、地盤改良という工事をする必要があります。

平屋は重量が軽いため地盤改良が必要なケースは少ないと言われていますが、地盤改良は100万前後の費用がかかるため、このような要素を踏まえると価格差は縮まってくるでしょう。
また耐震等級を上げれれば、それによって地震保険も安くなります。

一時的には費用がかかる可能性もある平屋ですが、最終的には安く済む可能性もあるんですね。


平屋or二階建て 生活のしやすさ編それでは次に生活のしやすさについて比較していきます。

結論生活のしやすさでみると、平屋の方が生活がしやすいと言えるでしょう。
理由は平屋の場合は生活動線を短くすることが可能なため、無駄な動きをなくすことができるからです。

ワンフロアという構造上、全てが同じフロアにあるので上り下りが大変な階段は必要ありません。ワンフロアであればとても移動が楽で、ワンフロアのみで生活が完結するというのが大きな魅力です。

また横に広がりがあることで家が広く見える上、視線の抜け感や奥行き感を出しやすいという特徴も持っています。

さらにもう1つの魅力として平屋の場合は階段などがないため歳を取ってからでも住みやすい、バリアフリーのお家にすることが簡単なんです。

二階建ての家でも1階にLDK+寝室として使える部屋を用意しておけば1回で生活を完結させることは可能です。また予算にもよりますが、ホームエレベーターなどを設置できるようにしておくなどの対策を取ることもできます。

この辺りは人それぞれの将来設計や家族構成、ライフスタイルによって変わってくる部分なので参考にしていただければと思います。

ただ、上記で述べたように生活動線や今後の将来を考えると平屋の方が優れていると言えるでしょう。


平屋or二階建て 敷地条件編次に平屋と二階建てを建てる場合の敷地条件を比べていきます。

結論から言うと、平屋の方が二階建ての家より広い敷地が必要になるため、なかなか希望通りの敷地を見つけることは難しいでしょう。

仮にフロア面積が100㎡の家を作るとした場合、二階建ての場合はフロアが2つあるので小さな敷地でも家を建てることが出来ます。しかし、平屋だと100㎡の家がすっぽり入るだけの敷地が必要になります。

また平屋は周りの敷地条件も考えなければなりません。
たとえば、二階建ての家が並ぶ住宅街に1軒だけ、平屋を建てて囲まれてしまうと、どうなるでしょうか。

周りの家に太陽光を遮られる形になってしまいます。これでは住み心地の悪い家になってしまいますよね。

その一方、二階建ての場合は2階も真っ暗というのはなかなかないですし、1階に光が入りにくい場合は、2階をリビングにするという方法もあります。


ですので平屋の家を建てる場合、お隣の家とある程度距離を離さなければなりません。またその分だけ敷地にゆとりが必要になります。

平屋を建てる場合は敷地条件が限定されてきますが、二階建てはどんな敷地条件でも対応してくれます


平屋or二階建て 間取り編では次に、平屋と二階建ての間取りについて見ていきましょう。

平屋と二階建て、間取りを作るのはどちらが難しいでしょうか?

様々な業者の間で間取りを作る難しさはどちらもあまり変わらないと言います。

しかし、広い平屋を検討されている場合、部屋数が多ければ多いほど二階建てよりも平屋の方が間取りを作るのは難しいといいます。

平屋はワンフロアに家のすべての機能を詰め込むため、部屋数が多くなるとその分廊下を長くする必要が出てきます。

先ほどご紹介したように平屋の魅力は「移動が楽」な点でしたよね。それなのに長い廊下を作るのはせっかくの平屋の魅力が損なわれてしまいます。

これを避けるためには家全体を上手くまとめる必要があります。

また敷地の広さが限られていれば限られているほど難易度は上がってきます。

この辺りの悩みを解決するためには、経験豊富な建築士に相談してみるのが1番良い方法でしょう。

しかし、建築士の中にも平屋の設計が得意な建築士と、二階建ての設計が得意な建築士がいるんです。

都市部を中心に家を設計している建築士の場合、平屋の設計はほとんど経験がないという建築士もいます。

一応提案はしてくれると思いますが、あなたにとってベストな間取りである可能性は低いでしょう。

もちろん反対の場合もあります。
郊外では平屋の設計を中心にしている建築士が多いといいます。

間取りを決める時に建築士の方に相談することは鉄則です。その際に、これまでどんな実績があるか確認をすることが重要です。


平屋or 二階建て メンテナンス編さて、次は家のメンテナンスについてです。

メンテナンスという点で、どちらが楽かを結果から言ってしまうと、平屋なんですね。

その理由として、平屋は高さがないため、屋根や外壁を点検する際に大掛かりな足場を組んだりする必要がなく、費用も抑えることができます

費用で差を分けるのは足場を組むかどうかで、それ以外の外壁や屋根の点検については、平屋も二階建ても費用は変わりません。

このようにいたってシンプルですが、メンテナンス面で見ると平屋の方がすぐれているということになります。


よくばり?良いとこ取りの家さあ、ここまで平屋と二階建ての比較をしてきました。ここで皆さんにご紹介しておきたいのは、最近人気が急増している平屋と二階建てハイブリッドの家なんです。

「それってどんな家?」と思った方がいるのではないですか?

それはお問い合わせをしてみてからのお楽しみです(笑)
→気になる方はこちら

簡単にお伝えすると平屋をベースにして軒裏のスペースを利用した家です。LDKに繋がった軒裏の部屋は趣味の部屋や、臨時の客間などオールマイティに使っても良いでしょう。

また、小屋裏をLDKと繋がるように作れば家の中が広く見えるようになる上、風の通りも良くなります。

平屋ベースで、ロフトという高さもある良いとこ取りな家、平屋と二階建てに待ったをかける新しい案として取り入れてみるのはいかがですか?


まとめ今回は平屋と二階建てを比較してきました。
内容をまとめるとこうなりました。

平屋二階建て
価格二階建てに比べて高い平屋に比べて安い
生活のしやすさ
敷地条件広い土地が必要になる多少狭くても建てることができる
間取り--
メンテナンス

敷地条件、コストでは二階建てに軍配、日常生活を考えると平屋に軍配が上がりました。

また新しい提案として互いの良さを持ったハイブリッドな家も提案させていただきました。

マイホームをどんな家にするか、考える時間ってとてもワクワクしますよね。私も記事を書きながらワクワクしてしまいました。

是非、一人で悩まずに専門の方に相談してみるとより良い家を建てられるかもしれません。

今回ご紹介した様々な要素が、あなたのマイホームを作るお役に立てたら幸いです。

断熱性能については考慮すべきなのか?その重要性について紹介します!

「住宅において断熱性能は重要である」ということはよく言われますが、それは本当なのでしょうか。
今回は、断熱性能と、断熱性を上げることの重要性について解説します。

断熱とは何なのか断熱とは、熱を伝えにくくすることです。
断熱と、よく混乱して覚えられている言葉に、遮熱があります。
遮熱は、熱を伝えにくくすることではなく、熱を反射することです。

例えば、クーラーボックスを使うことで、真夏の日でも冷たいジュースを飲めますが、これは夏の暖気を「伝えにくく」するという断熱作用をクーラーボックスが有しているからです。

一方で、日傘を使うことで、日焼けや紫外線を防いでいる方も多いと思いますが、それは、太陽光を「反射する」という遮熱の1例です。

断熱性能を保つことの重要性について断熱性能を保つことは、とても重要です。
ここでは、断熱性能を保つことの目的を紹介します。

1つ目は、健康を保つためです。
一見、住宅の断熱性と健康は無関係に思われますが、実は室温と健康は大きく関係しています。

イギリスの保健省によると、室内の温度は、18度以上であることが望ましいとされています。
それは、室内の温度が18度未満になると、健康リスクが生じるからです。
具体的には、冷気を吸い込むことで、肺が冷えてしまい、気管支や呼吸器疾患につながる可能性があります。

2つ目は、地球環境を保つためです。
大袈裟に思われるかもしれませんが、実は大きく関係しています。
断熱性能が悪いと、過度に冷暖房を使ってしまう可能性があります。

例えば、真冬の時期に、暖房を使って室内を暖かくしても、断熱性が悪く、すぐに室内温度が下がると、どうしても暖房を長く使ったり、設定温度を過度に上げてしまいます。
この冷暖房の使い過ぎは、二酸化炭素の排出につながります。
そのため、断熱性能を上げて、冷暖房の使い過ぎを防ぐことは、地球環境を保つことにつながります。

また、この考え方は決して大袈裟なものではありません。
実は、断熱性が高く、地球に優しい家を建築する際に、自治体から助成金が出ることがあります。
それは、低炭素住宅を増やす目的があるからです。
それほど地球環境に優しい家に住むことは大切です。

そして、地球環境に優しいことはもちろんですが、冷暖房の使い過ぎを防ぐことは節電にもなります。
そのため、光熱費の削減にもつながるでしょう。

まとめ今回は、断熱性能を上げることの重要性について紹介しました。

断熱性能を上げることは、ご自身のためにも、地球のためにも、必要なことです。ご自身の理想的な住宅を是非当社と共に実現しませんか。断熱性向上の面からもサポート致します。

第11回選ぶべきじゃない住宅会社とその理由2

前回は、安すぎる会社や値引きする会社がなぜ危険なのかを職人さんに焦点をあててお伝えしましたが、今回は残りの2つに焦点をあててお伝えしたいと思います。


では、安売りや値引きが『建築会社の利益』にどのような影響を与えるかについてからお伝えしますね。

一部例外もあるとは思いますが、驚異的に価格が安い住宅会社のほとんどは、前回お伝えした職人さんの手間代がものすごく安いことや、そもそも安い材料を使っていることは当然のことながら、なにより利益設定が低いという特徴を持っています。


つまり、1軒あたりの利益はものすごく少ないのですが、数をこなすことによって 経営を成り立たせている、いわゆる薄利多売ビジネスであるということです。


となると、最も経費がかさむと言われている人件費を削らざるを得なくなり、現場を動かす役割となる現場監督がいなかったり、現場経験が未熟なスタッフが現場を仕切らざるを得なくなってしまいます。

そうなれば、
気が付けば全く違う家に仕上がってしまっていた・・・
という状況を招くかもしれません。

また、アフターメンテナンスが雑だったり、下手をすると、してくれないことだって考えられます。

そうなれば、もし調子が悪い部分が出たり、壊れてしまった時に、困った状況に陥ってしまいますよね。


さらに、そんな経営をしていたら、いつ潰れても決しておかしくありませんら、 もし潰れてしまった時には、そもそもアフターメンテナンスを頼む相手がいなくなってしまうという状況を招いてしまいます・・

もちろん、住宅会社は一生懸命仕事をすることは、お伝えするでしょうし、アフターフォローもしっかりとしますと口では言うでしょう・・・


しかし、現実はどうでしょうか?


住宅会社は、あなたに30年以上もの長い期間に渡って『住宅ローン』を組んでいただき、何千万という買い物をしていただくわけです。

ですから、その責任として会社を継続していく責任がありますし、あなたが安心して暮らしていけるようにサポートし続ける義務があります。

そしてそのためには、適正な利益が必要にもなってくるわけであり、真っ当な会社であれば、簡単に値引きしたり、安売りしたりは出来ないはずです。


ですから、目先の安さや値引きの誘惑に騙されて、後々困ったことになってしまった・・なんてことにならないように、安売りしたり、安易に値引きするような住宅会社には、気を付けていただければと思います。


それでは、最後に3つ目の要素である『家の材料代』について、お伝えします。ここは、今までとは少し違う視点でお伝えさせていただきます。

家で使用する材料は、見た目は同じようなモノでも、いくつかのグレードが存在します。

例えば、外壁材や床材といった目に見える材料もそうですし、断熱材や材木といった目に見えなくなる材料もそうです。


そして、どのグレードを選択するのかによってけっこう価格は違ってきます。

ですが、それ以上に価格が大きく違ってくる要素となるのが、メーカーさんや取引業者さんからの材料の仕入れ価格です。

この仕入れ価格が安いか高いかは、家づくりの価格に大きな影響を与えます。

例えば、定価で100万円のお風呂があったとします。そして、その仕入れの掛け率がA社とB社で15%違うとします。

すると、

15万円という高額な費用が、たった一つの商品だけで違ってくるということになります。

それに加えて、定価で100万円のキッチンの仕入れ価格までも、15%も差があったとしたら・・・

さらに、水回り商品だけじゃなくその他の材料も、この仕入れ価格が全く違っているとしたら・・

そうです。同じ商品を使ったとしても大きく価格が違ってくることになりますよね。

もしかしたら、あなたはこの違いを多く建てている会社とそうじゃない会社との違いと感じられたかもしれません。確かに、数の原理は存在しますから、それもあるでしょう。しかし、実際のところは、それだけでもないんですよね。


つまり、

建てている数が多いからといって必ずしも仕入れ価格が安いわけでもなければ、建てている数が少ないから必ずしも仕入れ価格が高いわけでもない

ということなんですよね。

これは、その会社の企業努力によるものですから、一概に言えませんが、
"会社対会社"のビジネスも、結局は"人対人"なので、メーカーさんや取引業者さんたちから、『この会社のために力になってあげたい』と思っていただけるような熱意があり誠実な会社であるかどうなのか?が仕入れ価格に大きく影響するということなのですね。


とはいえ、多くの住宅会社がチープな材料を使って価格を下げるのではなく、仕入れコストを下げる努力をすることで、良い材料を使いつつ少しでも安く建てられるように努力しているものの、良い家を建てようと思えば手間がかかるわけですし、
アフターメンテナンスサービスもしっかりしていかなければいけないわけですし、そのためには会社を存続させなければいけないわけなのです。

このような背景からやはりそれほど安く建てられるわけではありません。

ということで、住宅会社を選ぶ時は、ただ価格が安いからという理由で選ばないように気を付けていただければと思います。

良い会社には、良い職人さんたちとサポートしてくれるメーカーさんや取引業者さんたちがついているので、そこを見極めていくことが住宅会社選びでは大切だということを覚えておいてくださいね。

では次回は『坪単価の裏話』についてお伝えしたいと思います。

住宅業界には価格表示に基準がないことから、多くの方が勘違いしやすいことですし、間違った知識を付けてしまいがちなので、そうならないように正しい知識を身につけていただければと思います。それでは、次回もお楽しみに♪


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第10回 選ぶべきじゃない住宅会社とその理由

前回、

✔資金計画もせずに、いきなり土地を探し出そうとする会社(人)

✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてほしいという会社(人)

✔住宅ローンを銀行に丸投げする会社(人)

✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする会社(人)

✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない会社(人)


は、選ぶべきじゃないとお伝えしましたが、今回はその理由についてお伝えしていきます。
と言っても、その理由はとっても簡単で、要するに自社の商品である『家を売ること(=契約を取ること)しか考えてない』からです。

おそらく、これから家を建てようとお考えのあなたは、30年以上という長期間で"住宅ローン"を組もうと考えていると思いますが、その間は、ただ"住宅ローン"だけを払っていればいいわけではなく、もちろんを買い替えなければいけないわけですし、子供たちを大学や専門学校に進学させてやりたいと考えていますよね。

また、家族の思い出づくりのために時には旅行に行くことだってありますよね。
さらに、食費や光熱費も子供の成長とともにどんどん増えていくでしょう、携帯代だって余分にかかってくることになりますよね。


ですから、建てた後の暮らしのことを考えた資金計画がとっても大切になってくるわけなのですが、冒頭に例を挙げたような会社(人)は、明らかに資金計画をおろそかにしたままで家づくりを進めていこうとしています。

そうなれば、結果的にあなた自身が無理な住宅ローンを組むことになり、後々苦しい生活を送ることになってしまうんですよね。

確かに住宅会社は『家を建てるプロ』なのですが、それと同時に、あなたにとっての初めての家づくりを全力でサポートすべき存在でもあるべきです。


そう考えるならば、そして本当に、あなたの将来の幸せを真剣に考えているならば、お金のことや土地のことについてもプロとなるべきなんですよね。

ですから、住宅会社を選ぶ時には、前回お伝えした点に注意しつつ、信頼出来そうな会社(人)にお願いするようにしていただければと思います。

と言っても、"よく足を運んでくれるから熱意がある"という風に勘違いしてしまったり、"ニコニコしていて感じが良いから信頼出来そうだ"という表面的な部分に騙されないようにも、充分に注意してくださいね。

あと、"安さをアピールしてくる会社"や、"やたら値引きをする会社"にも要注意ですよ。

あなたにとっては、安いとか値引きをしてくれるということは嬉しいことだと思いますが、なにもないところから造っていく注文住宅では、それが後々あなた自身に跳ね返ってくることになるかもしれませんからね。

ではその理由について、具体的にお伝えしていきましょう。


家の価格は、大きく分けて以下の3つの要素から成り立ちます。


1.職人さんの手間

2.建築会社の利益

3.家の材料代

ですから、家の価格を安くしたり、値引きをするということは、この3つのうちのどれか、あるいは全部を安くするしかないわけなんですよね。では、それぞれ1つずつ考えていきましょう。

まずは『職人さんの手間』についてです。

例えば、あなたが○○工務店と契約するにあたり、100万円もの費用を値引きしてもらったとしましょう。(普通ならありえませんが・・・)そうなれば、その値引きされた100万円は、先程の3つの要素にそれぞれ負担がのしかかることになります。


では、職人さんにのしかかった場合どうなるでしょうか?


例えば、1日の手間代が15,000円の大工さんが、90日かけて建てる予定のお家であれば、大工さんに支払う手間代は135万円ということになりますよね。

そして、仮にその手間代を工務店側から27万円値引き要求されたとしたら、大工さんは108万円で仕上げなければならなくなります。


そうなれば、大工さんの1日の手間代は12,000円となり、1ヶ月で25日働くとしたら、月間で75,000円も手取りが減ってしまうことになるんですよね。

もし、あなたがこの大工さんの奥さんならどう思います?
月の給料が75,000円も減ってしまえば、生活がキツくなりますよね・・・

となれば、この大工さん給料が減らないように仕事するようになりますね。つまり、108万円で仕上げなければいけない家で、15,000円の手間代をもらおうと思うなら、90日かけて仕上げる予定だった家を、わずか72日で仕上げようとするわけです。

これがどういうことなのか・・ご想像していただければお分かりになりますよね?


そうです。ご想像いただいた通り、もしかしたら早く終わらせようと雑な工事になるかもしれないですし、もしかしたら朝早くから夜遅くまで仕事をして近所からクレームの声が上がってきてしまうかもしれません・・・

必ずしもこうなるわけではありませんが、要するにせっかく高いお金を出してローンまで組んで建てたのに、最終的に自分に跳ね返ってきてしまうかもしれないということなんですよね。

そんなの絶対嫌ですよね・・・


ですから、安さを売りにしている会社や簡単に値引きをしてくる会社は選ばないように気を付けていただければと思います。


それでは次回は、残りの2つの要素についてお伝えしていきますので、お楽しみに♪

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第9回 土地を見極めるための3つのポイント

前回、たとえ誰もが欲しいと思う日当たりが良さそうな南側道路の土地であったとしても、"日当たりが保証されそう"というメリットの裏には、案外その日当たりの恩恵が受けられる家の設計をすることが難しい・・とか、割高かつ価格交渉が困難で、即決しなければ誰かに奪われてしまうので、ゆっくり考える時間がない・・というデメリットが潜んでいるということをお伝えしましたが、全ての土地がこのようなメリットやデメリットを持っているものなんですよね。

これは逆に考えてみると、どんな土地でも設計の工夫やアイデア次第で、その土地が持つメリットを最大限に引出すことも充分可能であるということにもなります。


ですから、『高い土地=いい土地』『安い土地=悪い土地』という固定概念にあまり捕われず、資金計画で導き出した予算を意識しながら、その範囲内で土地探しをしていただければと思います。


とは言っても、何を基準に土地選びをすればいいのか分からないと思っている方が多いでしょうから、今回は土地探しにおいて大切な3つのポイントについてお伝えしたいと思います。

では、まず1つ目ですが、

『いいな~と思う土地が見つかった時は、最低6回は現地を見に行くこと』

です。


と言っても、ただ6回見に行けばいつでもいいというわけではなく、ポイントは"いつ見に行くか"です。具体的に言うと、『平日の朝・昼・夜』『日曜の朝・昼・夜』です。

平日の朝が大事な理由は、"日の入り方"はもちろんのこと、近隣の方たちの通学・通勤・ゴミ出しの状況などの様子が見られることです。


平日の午後に関しては、もちろん"日の入り方"ですよね。
これは重要なところですからね。

そして平日の夜が大事な理由は、"外灯があるかどうか?"を確認出来るからです。これは意外と盲点となる部分なのですが、大切なお子様の通学に関わってくることなので、昼間だけではなく夜も見に行っていただければと思います。


また、これと同じように日曜日にも朝・昼・夜の3回現地を見に行ってください。その理由は、平日と日曜では人の行動は全然違うからです。意外にも多くの方が、土地を見に行くのは日曜の日中だけなのですが、これだけでは環境や近隣の状況は、よく分からないものです。ですから、平日と日曜の両方の朝・昼・夜の近隣の状況や環境を見ていただくことで、より詳しくその土地を把握するようにしていただければと思います。

こうすることで、日曜の午後だけしか土地を見に行かないままでその土地を決めてしまい、後から後悔してしまう・・ということを最大限に防ぐことが出来るようになります。

では、続いては2つ目のポイントである

『近所にどんな人が住んでいるかリサーチすること』

ということについてお伝えしていきますね。


もちろん、リサーチは不動産屋さんや住宅会社などに任せるのではなく、自分ですることが大切です。

なぜなら、自分が一生暮らしていくことになる土地だからです。

しかし、多くの方が、

『聞きに行く時間がなかった・・』とか、
『何を聞いたらいいか分からないし、聞きにくい・・』とか、
『不動産屋さんに聞いたら心配ないと言っていたから大丈夫だと思った』

といったような理由から、自分自身でリサーチをしないまま土地を買っている方が多いんですよね。

おそらくあなたもそうだと思いますが、一生暮らしていく土地ですから、


✔近所の人はいい人なの?

✔浸水の心配は大丈夫?

✔地震の時は大丈夫?

✔津波のリスクは?

✔学校までの通学路は安心?

✔病院やスーパーは? 

✔自治会は?


など、心配なことがたくさんあると思います。

それらの心配要素を消すことができる1つに、市役所や町役場に備え付けてある『ハザードマップ』があります。過去の水災の状況、将来の災害予測、液状化リスク、緊急時の避難場所、学校や病院施設の場所などが記載されている冊子です。これを見れば、その土地のことを多く知ることが出来ます。

しかし、そこでずっと暮らそうと思っているのならば、ただ『ハザードマップ』を見て安心するだけじゃなく、それをもとに、近隣の方に、過去に水災があった時の状況はどうだったのか?や、時々起こる集中豪雨の時や台風の時の状況はどうなのか?などの生の情報を教えてもらうようにするべきです。


1つ目のポイントでお伝えしたように、いいなと思ったら6回土地を見に行っていただくようになるのですから、せっかくなので、勇気を出して近隣の方に色々と聞いていただければと思います。


そうすれば、どんな人が近隣に住んでいるのかも同時に分かることですし、挨拶代わりにもなりますし、一石二鳥にも三鳥にもなりますからね。これはとっても大事なことなので、面倒臭がらずに思い切ってリサーチしてみてください。


では、最後に3つ目のポイントについてお伝えしていきます。
3つの中で一番重要なので、ぜひ参考にしていただければと思
います。

3つ目のポイントは、

『住宅会社に、一緒に土地を見に行ってもらうこと』

です。


その理由は2つあるのですが、まず1つ目は『なにも建ってない更地の土地だけを見ても、素人のあなたには、その土地の上に一体どんな家が建てられるのかが想像出来ないから』です。

ですから、住宅会社の方と一緒に見に行き、あなたが望むような家を建てることが出来るのかということを、アドバイスしてもらうようにするといいと思います。

そして、土地を契約する前に実際にプランを描いてもらい、見積りまで出してもらうようにすれば、より具体的にイメージが湧くようになるでしょう。


2つ目の理由は、『土地以外にかかってくる別途費用が把握出来ないから』です。


以前の記事でお伝えしましたが、土地を購入しようと思えば、雑誌やインターネットに掲載されている価格だけで購入することは出来ません。
それ以外にも、その土地の状況によって様々な費用がかかってくるものです。

これらは、素人のあなたでは調べることは難しいでしょうし、不動産屋さんに具体的に聞いたとしても、ズボラな調査しかしてくれない可能性の方が高いでしょう。

ですから、住宅会社にしっかりと事前調査してもらうことをオススメします。なぜなら建築するにあたり、その土地がどういう状況になっているのかということは住宅会社にとっては、ものすごく大切なことですからね。


以上の2点から、住宅会社と一緒に土地探しをされることをオススメしています。


ただ、住宅会社ならどこでもいいのか?というと、もちろんそうではなく、

✔あなたに無理のない資金計画を立ててくれる会社なのか?

✔住宅ローンに対する知識は豊富で銀行に丸投げしないか?

✔あなたが建てたいと願う家の予算を先に伝えてくれるのか?

✔建築にかかるお金を後出しせずに正直に話してくれるのか?

✔土地の調査や近隣調査などを快くしてくれるのか?


といった条件を満たす会社(人)がいいと思います。

逆に言えば、

✔資金計画もせずに、いきなり土地を探し出そうとする会社(人)

✔先に土地を不動産屋さんで決めてきてほしいという会社(人)

✔住宅ローンを銀行に丸投げする会社(人)

✔手当たり次第にたくさん土地情報を集めようとする会社(人)

✔土地が見つかるまでプランを描いてくれない会社(人)


などは、注意していただければと思います。

では、次回は『なぜこのような会社(人)が要注意なのか?』
ということについてお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに♪

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北名古屋市徳重花ノ木41-1フローラ203号
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第8回 多くの方が土地探しで陥る落とし穴

家づくりをされるほとんどの方がそうであるように、あなたも、

『日当りがいい土地を買いたい!』

と思っていることでしょう。


この日当りがいい土地というのは、一般的には敷地の南側に道路が接しているいわゆる『南側道路の土地』のことを指すのですが、太陽の光が一番入る南側に、光を妨害するものが建たないことから、一見日当たりが良さそうに見えるこの南側道路には、実は2つの落とし穴が潜んでいます。


まず1つ目の落とし穴ですが、


『土地の値段が一番割高な上、誰もが同じように狙っているため手に入りにくいし、価格交渉をする余地もない・・・』

ということです。


他のみなさんも、あなたと同じようにせっかくなら日当りがいい土地を買いたいと思っています。ですから、競合が多い日当たりが良さそうな土地というのは、広告や雑誌に載る前に売れてしまうことがほとんど...偶然出会ったとしても、もちろん価格交渉の余地など全くないでしょうし、その土地が良いかどうかも分からない状態で即決を迫られることになるでしょう。

その上、需要が供給を上回るそういった土地は、価格の設定も割高にしてあるでしょうから、土地に予算を使い過ぎて肝心の家に予算が回せなくなってしまう・・あるいは、家まで予算オ
ーバーしてしまうとなると、住宅ローンに負担がのしかかってくることになり、建てた後の生活が苦しくなってしまうことになりかねないというリスクを持っています。


2つ目の落とし穴は、

『日当たりはいいのですが、そのせいで人目が気になる暮らしにくい家になってしまうかもしれない・・・』

ということです。

日当りが良さそうな土地で設計図を描くとしたら、ほとんどの住宅会社が間違いなく南に大きな窓をつくるでしょうし、あなたもそういう設計をきっと望むことでしょう。


しかし少し冷静に考えてみてください。あなたの土地の南が道路だとしたら、そこには車や人がたくさん通ることになりますよね。

そして、隣近所の方だけじゃなく知らない方からも家の中が丸見えになるということですよね。
そうなれば、人目が気になりリラックスしてリビングで過ごせなくなってしまうので、そこにカーテンを設置し常に閉め切るようになってしまいます。

そして、住む前までのカーテンがない状態では、明るくて日当たりが良さそうな家だったかもしれませんが、住み出した途端、人目が気になることから窓もカーテンも閉め切ってしまい、暗くて風通しが悪い家に一気に変身してしまうことになります。


これでは、なんのために日当たりがいい土地を高いお金を出して買ったのかよく分からなくなってしまいますよね。
ですから、日当たりが良さそうな土地も、設計時においてなんらかの工夫をしなければいけないということを覚えておいていただければと思います。

ということで、誰もがいいと思っている『南側道路』の日当りが良さそうな土地でさえも、

メリットばかりではなくデメリットも持っている

ので、土地に完璧さを求めることはしないようにしていただければと思います。

では次回は、あなたがどんな土地を探せば良いのか?についてお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに♪


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第7回 土地探しにかかるその前に・・・

では、今回からは

『土地探し』

についてお伝えしていきます。


土地探しでは、 まず土地購入のためには一体どういう経費が、別途でかかるのかを把握することから始めなければいけません。
想像している以上に、実はいろいろなお金がかかるので、よく覚えておいていただければと思います。


✔土地代金

・・・雑誌や新聞広告、それからインターネットに掲載されている費用です。


✔仲介手数料

・・・土地の仲介をしてくれた不動産屋さんに支払う手数料です。(最大で、土地代金の3%+6万円に消費税を乗じた金額です。)


✔固定資産税精算金

・・・前払いしてある固定資産税を引渡しの日を境に日割り計算し、売主さんに支払います。(地域によっては都市計画税も別途でかかることがあります。)


✔境界基礎工事代金

・・・分譲地の場合であれば、隣との境に作るブロックやフェンスの基礎費用です。(隣と折半が多い)隣との境に境界がない場合は、設置しなければいけないこともあるので、土地を買う時にはしっかりとチェックしてください。


✔水道加入金

・・・市町村に支払う水道メーター設置や水道の使用権利金です。市町村によって指定の水道管口径が異なり、そうなれば金額も異なってくることになるので、市町村の水道課にて確認することが大切です。


✔所有権移転登記費用

・・・土地を購入する際に登記変更をします。あなたの名前になるのです。その手続きの費用になります。また、購入した土地が宅地(家を建てれる地目)になっていない場合(例えば畑など)は、別途、地目変更登記費用が掛かる場合もありますのでこちらもしっかり確認をしましょう。


これら6項目は、ほぼ全ての土地で必要になってくるので、しっかり覚えておいてください。


またこれらの他にも、地域によっては排水許可をもらうための排水負担金が必要になってきたり、水道が敷地内に引き込まれていない場合であれば、前面道路から敷地内に水道管を引き込むための水道引込工事費用が必要になってきたり、畑や田んぼなどの農地を購入される予定であれば、土の入れ替え工事費用造成工事費用などが必要になってくるでしょうから、そういった費用も考慮した上で、土地探しをしていく必要があるんですよね。


それらを差し引いた上で、土地予算を出し、土地探ししないと確実に予算オーバーしてしまいますから。

そのオーバーしたお金は、建築費用を圧迫しかねないですし、もしかしたら、余分に借り入れしなくてはいけなくなってしまうことになるので、雑誌や新聞広告、そしてインターネットに載っている土地代以外にも色んなお金がかかるんだということをしっかり把握していただければと思います。

それでは、次回は『多くの方が土地探しで陥る落とし穴』についてお話ししていきますね。
お楽しみに♪


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第6回 家づくりにかかる諸経費について

それでは、今回は家づくりにかかる諸経費についてお伝えしていきますね。

諸経費とは、"住宅ローンを借りる時に銀行に支払わなければいけない経費""火災保険・地震保険料"、それから土地家屋調査士や司法書士にしてもらうことになる"登記費用"の3つのことを言います。


まずは、銀行に支払わなければいけない経費ですが、これは選ぶ住宅ローン商品によってかかる経費が違ってきます。

例えば、固定金利選択型の住宅ローンでは、

✔印紙代
✔事務手数料
✔保証料

この3つの経費が必要となるのが一般的なのですが、

フラット35であれば、保証料はいらないものの、

✔融資手数料 
✔印紙代 
✔団体信用生命保険料
✔つなぎ融資手数料 
✔つなぎ融資金利

といった全く違う経費がかかってくることになります。

また、同じ固定金利選択型の住宅ローンだったとしても、銀行や借入れする人によって条件が違ってきます。

フラット35のつなぎ融資にかかる手数料や金利は、土地を自己資金で買うのかそうじゃないのか?によっても違ってくることになります。


一般的には、これらの経費は、銀行がオススメする固定金利選択型の住宅ローンは安くて、あまり銀行がオススメしてくれない固定の住宅ローンは高いものなのですが、金利に加えこれらの経費まで安いという理由から安易に固定金利選択型ローンを選んでしまう方が多いので、注意していただければと思います。

では、続いて"火災保険・地震保険料"についてお伝えします。
火災保険については、損害保険会社によって違いがあり一概には言えないので、火災保険を選ぶ上で最低限の知識をお伝えしていきます。

まず、火災保険は『建物のみ』に入るか?あるいは『家財』にも入るのか?という選択肢があります。

『家財』とは、テレビやソファなどのことですが、もちろん『家財』まで入ると保険料は高くなります。

そして次に、保証範囲によって支払う費用が違ってきます。

火災保険ですから、もちろん火災による被害には対応しているのですが、ここ最近では、自然災害による浸水被害が増えていることから『水災』による被害まで網羅される方が多くなって
います。


そうなれば費用はもちろん上がってしまうのですが、このご時世ですから、少し土地が低いなと感じている方だけじゃなく、たとえ心配がない地域に住まわれる場合でも、多少費用をかけてでも水災には対応しておくほうが無難かもしれませんね。


また、火災保険の価格は『建物の構造』によっても違ってきます。
少し意外かもしれませんが、実はこの建物の構造が、火災保険の価格を最も左右するんですよね。

木造住宅では、建物の構造は『耐火(T構造)』『非耐火(H構造)』の2つに分類されます。

新聞広告やインターネットで見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、『省令準耐火構造』という構造が木造住宅では耐火構造(T構造)にあたります。


そして、耐火なのか非耐火なのかで、火災保険の価格はなんと60%近くも変わってしまいます。

パーセンテージでは、いまいちピンと来ないでしょうから、数字でご説明させていただきます。


例えば、火災保険は10年間までは一括払いをすることが出来るのですが、2000万円の建物で耐火非耐火を比較してみると、あくまでザックリですが、耐火なら10年で約15万円なのに対し、
非耐火なら10年で約35万円もの費用がかかってきてしまいます。


その差なんと約20万円です・・・しかも10年で・・・

ですから、住宅会社でプランをしてもらう際には、その会社の建物の基本構造が、耐火なのか非耐火なのかをしっかり確認していただければと思います。また、あなたが希望していることが耐火基準から外れることもあるので、その点も住宅会社に確認しつつプランをしてもらってください。

"『地震保険』"に関しては、ポイントが5つあります。

1つ目は、"どこの保険会社で加入しても条件が同じ"だということです。
2つ目は、"火災保険に入らなければ、地震保険単体では入れない"ということ。
3つ目は、"最長で5年なので、5年ごとに更新しなければいけない(1年ごとの更新も可)"ということ。
4つ目は、火災保険同様"耐火構造なのか非耐火構造なのかで保険料が60%近く変わってくる"ということ。
5つ目は、"最大で建物の価格の半分までしか補償してくれない"ということ。


つまり、もし地震が起こり、全壊したとしても、あなたが家を2000万円で建てたとしたら1000万円までしか保険がおりてこないということなんですよね。
ですから、地震保険さえかけていれば、地震が起こった時に建替えが出来るという勘違いだけは決してしないようにしていただければと思います。地震保険は、当面の生活資金のための保険だという風に認識していただいていた方がいいでしょう。

"『地震保険』"には以上の5つを覚えておくようにしてください。

では最後に、"登記費用"についてお伝えしていきます。
登記に関しては、もしあなたが現金で家を建てる予定でいらっしゃるならば、その多くを省略することが出来ます。しかし、銀行で住宅ローンを借りて家を建てるのであれば、銀行があなたの土地や建物を担保として設定するようになるわけなので、必要になってきます。


では、一体どんな登記が必要になるのかをご説明します。


✔所有権移転登記・・・土地を買った時に名義を売主から買主に移すための登記(土地から買って家づくりをする方は必要)

✔建物表示登記・・・新築したときに構造や面積、敷地との関係を示す登記(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

✔建物保存登記・・・新築した家が自分の持ち物であるということを第三者に示すためする登記(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

✔抵当権設定登記・・・融資した銀行が土地や家を担保に入れたことを第三者に示すための登記(住宅ローンを借りて家を建てる方全てに必要)

✔建物滅失登記・・・建替えするにあたり、もともと建っていた家を取り壊したことを証明するための登記(古い家を取り壊して家を建てる方は必要)

✔土地地目変更登記・・・畑や田んぼなどの農地であったり、雑種地といった宅地以外の土地を宅地に変更するための登記(宅地以外の地目の土地の上に家を建てる全ての方に必要)

とまあ、土地から買って家づくりをするのか?建替えなのか?によって必要になる登記は違うのですが、この6つを覚えておいていただければ、大丈夫だと思います。

いかがでしたか?
これであなたも諸経費についてご理解いただけたと思います。

全体予算から、これらの諸経費に加え、家具や家電、地盤改良費用、引越代といったその他諸々の経費を差し引いていただければ、あなたが土地や家に掛けられる予算がより明確に出てくることになります。

これでようやく土地探しに進めることになるので、次回からは『土地探し』について詳しくお伝えしていきたいと思います。
お楽しみに♪

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第5回 正しい資金計画のやり方

では、今回は資金計画のやり方についてお伝えしていきます。

まず資金計画で大切なことは、どのタイミングで資金計画を行うか?ということです。


土地を決め、住宅会社を決め、プランを描いてもらい、そして見積りを出してもらうと同時に『 資金計画書 』という名の予算シートを出してくれる住宅会社が多いのですが、このタイミングで資金計画を行うのではあまり意味がありません。


資金計画とは、全体予算をはじめ、土地や家などにそれぞれ一体どれくらい予算を振り分けるのかという計画を立てるために行うものですから、家づくりの最初にしなければ意味がありません。ですから、家づくりは、まずは資金計画から始めるということを肝に命じておいてください。

そして、その資金計画で最初に行うことが『 住宅ローン選び です。では、まずは住宅ローンについて考えてみましょう。


『 住宅ローン選び 』で借り入れする金額を決める際、

1.金利タイプ

2.返済期間

3.月々返済額


この3つをもとに決めていきます。


1の金利タイプについては、前回のお手紙で詳しくお伝えしたので、それをもとに選んでみてください。


では続いては、

" 返済期間 ""についてです。

一般的には、返済期間の最長は35年なのですが、(フラット50という50年までOKという商品もありますが、ここでは割愛します)返済期間については多くの方が勘違いしていることがあります。

それは、返済期間は5年単位でしか決められないという勘違いです。実は、この返済期間は、5年単位という決まりなどもちろんありませんし、自分自身で自由に決められます。好きな年数でね。31年とか、24年といった風に。


またフラット35という商品を選ぶ場合、商品名がそうだからかもしれないのですが、35年返済しかダメだと思い込んでいる方がけっこういらっしゃいます。
この誤解についても、決してそんなことありませんので、安心していただければと思います。


返済期間については、以上のことを踏まえつつ、職業や年齢などを考慮した上で決めていただければと思います。
ただし、あまり短い期間で設定してしまった場合、借入額が少なくなってしまうことになるので、予算という点も考慮しつつ決めていただければと重います。


では続いては、

" 月々の返済額 ""についてです。


ここで質問です!


あなたは毎月いくらぐらいなら返済出来ますか?


1.今の家賃で払っている金額ぐらい?

2.家賃に1万円足したぐらい?

3.家賃に2万円足したぐらい?

4.せっかく一生に一回の家を建てるのだからそれ以上?

ここで答える金額については、その方の価値観によるものなので、正解があるわけではないのですが、しいて言うならば、何を基準に決める?かということが大切になります。


あなたが、現在賃貸アパートやマンションにお住まいなら、
『家賃』+『光熱費(ガス・電気・水道代)』+『CATV代』
が、居住費としてかかっていますよね。

そして、これから家を建てるとなると、この『家賃』が『住宅ローン』に変わり、さらに

『 固定資産税 』が税金としてかかってくるようになります。


また、家を建てるとなると、家の面積が増える分、もしかしたら光熱費も多少上がるかもしれませんし、20年後、30年後の『修繕』に備えて、その積立てをしていきたいと思っているかもしれません。


そうなれば、今までよりもお金がかかってしまうということになりますよね。


ですから、本当は最初に『 資金計画 』をしつつ、それに加えて『 生命保険 』を見直した方が良いんですよね。

住宅ローンを借りるとなると、団体信用生命保険と言う生命保険に加入することになります。そうなれば、ローンを組んだ方に、もしものことが合った場合、住宅ローンがその保険金で相殺されることになります。つまり手厚い保障がつくということなんですよね。


ですから、家を建てる機会に、一度現在お入りの生命保険を見直してみることも大切なんですよね。無駄に保障ばかり増やして、保険にお金をかけ過ぎてしまっている方も決して少なくないですからね。


もし、保障の手厚さは維持したまま、保険が1〜2万円削れれば、それで固定資産税や修繕費用の積立てが出来ますから、保険の見直しもぜひ前向きに考えていただきつつ、返済金額を算出していただければと思います。


住宅ローンは、以上のことを踏まえた上で選ぶようにしていただくといいんですよね。
そして、そこから逆算された借入金額に、負担出来る自己資金を加算した合計金額が、あなたにとってのベストな全体予算というわけです。

では次回は、その全体予算を細分化していきますね。

まずは土地と家以外にかかる費用の中の、諸経費について詳しくお伝えしたいと思います。

お楽しみに♪

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